インドで100円均一の商品を活用してボッタクリを回避した時の話

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こんにちは。
昨日に引き続き、インドの旅事情などについて書いていきたいと思います。
今回はインド人のボッタクリや嘘をついて金をだまし取ろうとする場面について、またその回避法について、旅の話も交えてお話しできればと思います。

インドは意外に安全だったが、かなり嘘つき

『インド』と聞くと「治安が悪そう」「嘘つき」「ボッタクリ」など連想する方も多くいらしゃると思います。
僕もインドへ渡航する前は、心の中で構えていた部分もありましたし、なんかめっちゃぼったくられて高額な料金を請求されるんじゃないかと恐れていました。
これは僕だけではなく家族・親戚もそうで、僕を心配した挙げ句の果てに、渡航する前に「お守り」を買ってくれました。笑

 

結論から言うと、僕の個人的な意見ですが、インドは「危険な国ではない」と思いました。

とはいえ、人に危害を加えたりはしないんですが、めっちゃ嘘つきます。平気な顔してめっちゃ嘘つきます。「え?嘘ってのはわかるけど何その自信ありげな顔?」「え、何こわ?」ってなります。

特に今回はインドの旅の話はもちろん、その中でもガンジス川にいった時の詐欺にあった話と、それに対して実施した対応について共有したいと思います。
インドに行きたいけど、ぼったくられそうと不安に思っている方はぜひ参考にしてみてください。(効果は個人差があります)

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死体が焼かれていたガンジス川、そこで詐欺師に出会う

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インドの人気スポットは、タージマハルやニューデリーの混沌とした街並み、そしてガンジス川も人気スポットの一つではないでしょうか。
僕もインドにいった際はガンジス川に行こうとclear tripで電車のチケットを取って、ガンジス川のあるバラナシまで行きました。
どんなカオスな世界が広がっているのか、まだ見たことも感じたこともない新しい世界に胸を馳せてバラナシに向かいました。

電車の大幅遅延、そこに待っていたのは商売に貪欲なトゥクトゥクドライバー

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ニューデリーからバラナシのManduwadihi駅に向かおうとして、電車を待っていましたが、なかなか来ませんでした。

なんと、1時間遅れとの表示が出ており、これが噂のインドの電車遅延かとため息をつきながらもじっと待つことにしました。

当時はiPhoneをsim フリーを解除しておらず、高額な容量の少ないレンタルwifiを使っていたので、なるべく容量を使わないようにと、なにもせずぼーっとしていました。
ほんと、simフリーを解除して現地simを買うことをお勧めします、、、。

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しかし1時間たっても電車は見えず、しまいには駅のホームで布団を広げて寝だすインド人が続出。「インドの遅延は当たり前、ならば、なぜお主はここで寝んのだ」と言わんばかりの顔をしたインド人が、突っ立っている僕を見つめてきました。

結局現地に着いたのは予定よりも8時間遅れ。駅のホームから出ると、大量のトゥクトゥクドライバーたちがいました。

ドライバーA「600ルピー」
ドライバーB「500ルピー」
ドライバーC「700ルピー」
・・・・・

次から次へとドライバーがきて、キリがありません。僕はここで最安で連れていってもらえる人を探そうと「オークション」をすることにしました。
僕を囲っている4~5「あなたたちの中で誰がここから一番安く連れてってくれるんだい?」
そう言うと、ドライバーたちは俺の客だと言わんばかりに口喧嘩を始めました。
なぜかオークションを始めた僕が急にめんどくさくなり、その場から去ろうとすると最後まで粘ってきたおじさんが200ルピーで負けてくれました。

インドは交渉術も鍛えられます。

インドの聖なる川、ガンジス川に到着

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無事宿に到着し、その日はすぐに就寝。翌日はガンジス川をぐるっと散歩する計画でした。
そして、翌朝。「ドンドンドン!!!」と窓から騒音が。泥棒!!?とおもって窓にかかっていたカーテンを開けると猿がこっちをじっと見ていました。
猿か、、。なんでここに。インドには常識なんてものはありません。道端に象がいた、リスがいたり、イノシシがいたり、なんでもいて楽しいハッピーな国です。
深く考える必要はありません。

準備を終えて、ガンジス川の火葬場いきました。ガンジス川は聖なる地とされており、亡くなった方をガンジス川で火葬、または水葬する文化があります。
実際行ってみると、大きな掛け声とともに、亡くなった方が男の人たちに運ばれてきました。

ガンジス川で死体を清めたのちにその遺体を燃やすようです。
その光景は結構ショッキングで、焼いた後の灰の中に人の背骨が落ちていたりと、完璧には焼き切れないみたいです。

そこでぼーっと焼かれていく死体を見つめていると男性に声をかけられました。

ボランティアで火葬場の説明をしているという男性に出会う

その男性曰く「ボランティアでここの火葬場の説明などをしている、もちろんお金は取らないよ。日本大好き」と、お金について聞いていないのに、お金について強調してきました。とりあえずその男性と火葬場を回ることに。

その男性と色々火葬場を回っていると、いきなり「このおばあさんはみんなが幸せになるように、おまじないをしてくれるけど、してもらう?」と聞いてきました。

そのおばあさんは、なんとも無表情で、そんな魔力を兼ね備えていないように見えましたが、一応頼むことにしました。

そのおばあさんは僕の額に指を当てて、目を閉じてボソボソと呟いた後に、また無表情に戻りました。

すると男性が間髪入れず「100ルピー。」

いやいやいやいや、なにこれ。え、金いるん?今のあの瞬間?あのモーメント?
男性も折れないので、とりあえず払って次行くことにしましたが、、、、。

結局金を取ってきた

「俺の店シルク見ていかない?」と男性が切り出してきました。結局そうなんです。

とりあえず曖昧な返事をして逃げるタイミングをいつ切り出そうか考えていると「ついたぜ」と男性。
「いや、店めっちゃ怪しいですやん、誰かこっちに手振ってますやん」と警戒心MAXに達したので「俺帰るわ用事あるわ」と言うと、
「え?まじ?いつ帰ってくる?」「夕方?」「ほんまに?」「絶対来ないでしょ、早く店に入って?」となかなかしぶとく、
ついには男性が「ここまで案内したんだ。ちょっと金くらいくれたっていいだろ!!!」とキレ気味になってきました。
なんやねん、、。と思い、ここで最終兵器を取り出すことにしました。

僕が取り出したのは『福』と書かれた100円均一の升

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僕は升を取り出し「いいかい?今は金がない。だから代わりにこの升を与えよう。この文字の意味は『しあわせ』という意味だ。これをあなたの店に置いておけば金が入ってくる。ああ〜〜〜あげたくなかったこれ高かったのに〜〜〜」と演技も交えながら伝えると、「そ、そうなのか。これいいのか」といった感じで本気で真に受けたので実際に逃げ切ることができました。

「なるほど、これがメイドインジャパンの凄さで、かつボッタクリ回避にも繋がるのか、、。」と日本製品についてかなり誇りに思ったガンジス川の旅でした。 

最後に

これはあくまで運が良かった話です。もちろん中にはこんなのいらねぇとブチ切れられることもあるかもしれませんが、試してみる価値はあると思います。(多分ない)

最近の100円均一はクォリティが高いので無理やりものを買わされそうになったり、詐欺まがいに遭遇した時は仕返ししてみるのもいいかもしれません。

 でも一番大事なのは命ですので、危険を察知したときは大人しくお金を渡すのがベストということは念頭に置いてもらえると幸いです。