【インド一人旅】"うんこ"を手で拭いて気づいた「人生において重要なこと」

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皆さんは神を信じますか?
あ、紙を信じますか?そうです紙です。
皆さんもご存知の通り、紙は万能で、あらゆる局面において我々の生活を手助けしています。

手が汚れた時、物が汚れた時、鼻をかむ時など、なくてはならないのが紙です。
そして、用を足した時になくてはならないのが「トイレットペーパー」です。
用を足した時に紙なかったら焦りますよね?「やばい、どうしよう、紙がない」
インドに行くまでは、僕もその一人でした。

結論からいうと、僕は実際にうんこを手で拭きました。

つまりうんこに直接触れました。

そんなうんこマンが、今回は実際うんこを手でふいて実感したことを、ただつらつらと書いていきたいと思います。

インドの習慣

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インド人にとって「左手は不浄の手」とされています。
それは皆さんご存知の通り、うんちを拭くからですね☆

 インドに行くと、実際に右手でナンを食べる人を多く見かけます。

しかし、たまに、硬いナンに出くわすと左手を添えるインド人もいます。

僕も右手だけで食べることにトライしましたが、なかなか最初は難しかったです。
どうやら左手でうんちを拭くのはインドだけでなく、バングラデッシュでも同じような習慣があるみたいですね。

なぜ手でうんこを拭こうと思ったのか

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僕はインドで、多くの日本人旅行者に出会いました。そして、誰もが「お前は”あの壁”を超えたのか」と聞いてくるのです。

 あの壁とは、手でうんちを拭くことを指します。

日本人旅行者も多いインドですが、残念ながらその「壁」を超えている日本人旅行者に会うことはあまりありませんでした。

とはいえ、インドのトイレは、住む人の習慣に合わせて作られています。

紙が詰まりやすかったりするので、紙で長期間乗り切るには限界がありました。
(高級ホテルは紙が流せるはず)

僕も超めんどくさがりなのと、手で拭くという行為に好奇心が湧いてきたわけです。

よくよく考えてみれば、「人はなぜうんこが汚いと思うのか」「それってただの思い込みで実は幻想なんじゃないか」とさえ思えてきました。

そして、手で拭くことをケツ意しました。 

手でうんこを拭く方法

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いざ拭くとなると「どうやって拭くねん問題」が出てきます。
インドのトイレは、便座に座ると右隣に蛇口と桶、大きなバケツがある設計になっています。

 

手順は以下となります。
1.右隣にある桶を手に取る
2.桶に水を入れる
3.左手を濡らす
4.ケツを拭く
5.手にうんこがつく
6右手で持っている桶の水で洗浄する
7.また拭く
8.終わったら桶の水をバケツに流す


【ここまで話してよくある質問】

Q.ケツ濡れたままパンツ履くの?
A. はい。すぐに慣れます。

Q それでしっかりと拭き取れるのですか?
A 100%ではないと思います。自己満の世界です。

Q 手は洗うの?
A 当たり前です。 

初めてケツを拭く際の恐怖心を払拭するコツ

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もちろん、僕も最初は手でうんこを拭く行為に恐怖しました。
20数年間、うんことは汚くて、誰もが嫌悪を示すブツ。

見たくもなければ触れたくもない。
その凝り固まった固定概念を覆すのは、並大抵ではないのは確かです。

 僕がそこで恐怖心を払拭する際に意識したポイントが2つあります。

他者事例をググる

他の人が実際やってみた事例をいくつか探し、ほぼ同じ習慣で育った人がどのように「向こう側」にいったのかをイメトレします。

すると、「他にもやっている人がいるんだ」と逆に、ケツをふいていないのがマイノリティと感じるようになり、手で拭けないことに対して焦燥感を覚えます。(個人差あり)

うんこの始まりを考える

そもそもうんことは何だったのか。

Who was Unko」を考えます。

すると、元々は我々が喜んで口にしていた食物たち。

「なぜうんこを触ることに怖いと感じる必要があるのだろうか」と、感じるようになります。

以上を踏まえると、初めてうんこを拭く際に生まれる恐怖心を乗り越えるのは、「洗脳と気合い」です。 

ケツを1ヶ月拭いて気づいたこと

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1ヶ月、上記のようなことを繰り返していました。
うんこを手で拭く生活を通じて感じたことは、「世界は全て思い込みで創造されている」ということです。 

1ヶ月もすると、うんこから健康状態を読み取るほどの余裕が生まれてくるくらいでした。

インドに行かなければ、この考えも変わらなかったのかと思うと、やってよかったなと思います。

やはり「難しそう」「大変そう」「汚そう」「まずそう」と思っているものでも意外といけることが多いかもしれません。 

まとめ

最初からここまで読んだ方は、相当うんこに対して好奇心が強い方ではないでしょうか。
きっと、手でうんこを拭く素質があると思います。
安心してください。あと準備するものは一歩踏みだす勇気と、ケツ意のみです。